第3回 自走式立体駐車場と平面駐車場の違い
特徴・選び方を解説
この記事で分かること
- 自走式立体駐車場と平面駐車場の基本的な違い
- 駐車台数・敷地活用・利用しやすさの比較ポイント
- 施設や計画条件に合った駐車場方式の考え方

自走式立体駐車場と平面駐車場の違い
駐車場を計画する際には、必要な駐車台数だけでなく、敷地をどのように活用するか、利用者がどのように出入りするかまで考えることが大切です。代表的な方式として、自走式立体駐車場と平面駐車場があります。
自走式立体駐車場は、利用者が自分で車を運転し、スロープや車路を通って複数階の駐車区画へ移動する方式です。一方、平面駐車場は、地上の平らな敷地に駐車区画を配置する方式です。それぞれに特徴があるため、敷地・用途・利用状況に合わせて比較する必要があります。
仕組みを比較する
自走式立体駐車場の仕組み
自走式立体駐車場では、複数階に駐車区画を設け、利用者が車を運転して目的の駐車区画へ移動します。そのため、敷地を立体的に活用しながら駐車台数を確保しやすいことが特徴です。また、車路・スロープ・歩行者動線を含めて、施設の利用状況に合わせた計画を行います。
平面駐車場の仕組み
平面駐車場では、地上の敷地に車室や車路を配置します。利用者にとっては、駐車位置を把握しやすく、建物への移動距離も計画によっては短くしやすい点が特徴です。ただし、必要な駐車台数が多い場合には、それに応じた敷地面積が必要になります。
主な比較ポイント
| 比較項目 | 自走式立体駐車場 | 平面駐車場 |
|---|---|---|
| 敷地の使い方 | 複数階を活用し、敷地を立体的に使う。 | 地上の平らな敷地に駐車区画を配置する。 |
| 計画時に重視する点 | 必要台数、階層、車路・スロープ、利用者動線、用途。 | 必要台数、敷地面積、車路配置、歩行者動線、用途。 |
| 利用時の考え方 | ピーク時の車両動線や、階ごとの案内・安全性に配慮する。 | 出入口の位置や、混雑時の車両動線に配慮する。 |
| 維持管理 | 建物・床・設備・サインなどを計画的に点検する。 | 舗装・区画線・排水・照明・サインなどを計画的に点検する。 |
ポイント
どちらの方式が適しているかは、駐車台数だけでは決まりません。敷地形状、建築条件、施設の用途、利用者数、車両の出入りが集中する時間帯などを踏まえて検討することが重要です。
自走式立体駐車場が検討されやすいケース
自走式立体駐車場は、限られた敷地の中で、まとまった駐車台数を確保したい場合に検討されることがあります。たとえば、商業施設、病院、マンション、オフィス、工場、公共施設などでは、必要な駐車台数と利用者の動きを両立させることが重要です。
一方で、平面駐車場は、十分な敷地面積を確保できる場合や、利用者の移動をできるだけ分かりやすくしたい場合などに検討されます。そのため、まずは施設の利用状況と敷地条件を整理し、それぞれの方式を比較することが大切です。
方式を選ぶ前に整理したいこと
- 必要な駐車台数と、将来の利用台数の見込み
- 予定地の敷地形状、接道状況、周辺道路の交通状況
- 施設の用途と、利用が集中する時間帯
- 想定する車種や、バリアフリー・EV充電などの条件
- 建設後の維持管理や、長期的な修繕の考え方
さらに、車両と歩行者の動線、周辺環境、将来の利用変化も早い段階で共有することで、計画の選択肢を比較しやすくなります。まずは、現状の課題と必要条件を書き出すところから始めましょう。
豊国ショウワパークへご相談ください
「自走式立体駐車場と平面駐車場のどちらが合うか知りたい」「敷地に対してどの程度の駐車台数を検討できるか相談したい」といった段階から、お気軽にご相談ください。
